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1/13(月)

こんにちは。3回生の奥田です。

午前は、後ろ両手取りを中心に、昇級昇段練習を行いました。

 

今日の一般稽古は、OBさんがたくさん来て下さっていたので、呼吸法を多めに行いました。12回生の皆さんにとって、現役生からは教えられないことを感じられる良い機会になったなら嬉しいです。

それぞれの技で、人によって色々な理解の仕方があるかもしれません。今回の稽古の技で、私が個人的に意識していることを書きます。気になる点があれば、ご指摘頂けたら嬉しいです。

 

体の転換

・持たれる前から息を吸ってお腹を止めて、相手の軸に意識を合わせておく

・持たれてから手を張るのではなく、手を出す時から気の通った手を作っておく

・肘、肩、膝、腰の力を抜く。力を抜くのを意識するというよりは、関節を浮かせて摩擦無く動くようにイメージする。

・お腹から指先に気が出ているのをイメージする。そしてそれが相手の軸に届くようなかんじをイメージする。相手の体の表面というより、体の中に入っていくような感じ。このことをイメージしながら、丸く入る。足も丸く動かしていますが、それよりもお腹を丸く迂回させるように動くよう意識しています。

・残身は真っ直ぐ前を見て、手はお腹の前に。指先から相手の力が抜けていくのをイメージ。そして持たれている所で相手と1つになっていると思う。

片手持ち呼吸法(手鏡を見るように入身する)

・手鏡を見るとありますが、個人的にはイメージしにくいと思います。なので、お腹を意識して、指先が真上に引っ張られているとイメージする。肩や腕に力が入らないようにする。

・入身する時、足と手がバラバラにならない。同時に動かす。同じタイミングで、同じスピードで動き出す。この時も、相手とひとつになるとイメージ。

・相手が持ってくる呼吸を感じる。その方向に導くようにする。

・投げる時は相手に気の玉を渡すような感じ。これもイメージがし辛いかもしれません。膝を緩めて、相手に丸く返す。直線的には返さない。

両手持ち呼吸法

・お腹から指先に気が出ているのをイメージ。それが相手の脇に下から潜り込むような感じ。腕で押すとできない。肩に力があれば、それがお腹に落ちるようにイメージすると上手くいくことが多い。

・相手を吊り上げた後、切り落とす時に力が入らないように意識。個人的な感覚としては、持たれた所を自分の方に引くのではなく、その位置に合わせて自分が動くと良いと思います。

・手刀で切り落とす。真っ直ぐ包丁のように切るのではなく、少し丸を描いている刀の刃の根元から切るようにする感じ。意味不明かもしれませんが、力で切り落とそうとはしない。

片手持ち呼吸法

一番シンプルな呼吸法です

・お腹を止める。相手にしっかり合わせて手を出す。

・指は張りすぎない。一番力が抜ける自然な形。

・持たれている手を意識しすぎて、前のめりに肩が出ないように、真っ直ぐと自分の軸を保つ。

・持たれている所を動かそうとはせず、自分のお腹と指先が繋がって、それが相手の軸に繋がって、自分のお腹で相手を動かすような感じ。その時に、肩や肘、筋肉に力が入らないように気をつける。

・下半身がガチガチに固まらないようにする。柔らかく。受けの人に力の拠り所がないようにする。

両肩持ち呼吸投げ

・両肩持ちでも、動き出す前に持たれているところに合わす努力をする。

・初めは隅落としと同じ要領で動く。その時、相手の方に突っ込み過ぎない。ゆっくりでもいいから、相手が崩れる方向を感じ取る稽古をする。後ろ足が残らないように、引き付ける。

・肩を縦にして相手の腕の中を通る。その時も、独りよがりな動きにならないように、持たれているところ(初めに合わせたところ)を大事にして、転換する。

・いい姿勢で、相手と同じ方向を向いてから相手を投げる。足を出す方向に注意する。自分の体を開きすぎると、相手から遠くなり、崩せないので、相手の裏三角の方を目指して、相手と離れないように意識しながら投げる。

横面打ち四方投げ表

・相手が振り上げる腕に夢中にならず、相手全体を捉えておく。相手が動き出す気配に合わせて、同時に動き出す。

・動きとしては、真っ直ぐ上げて真っ直ぐ下ろす。相手の手を振り回すように切らない。後ろ足を出して、逆の足で半身を作る時に発生する腰の回転も利用して、自分の領域内に落とすような感じ。

・横面打ちを切り落とした気の流れを切らさないように相手の手を導く。そのとき、足は螺旋を描く。あまり相手の方に突っ込みすぎない。筋をのばして相手を倒すというより、相手が倒れてしまうところに転換できるようになりたい。受けにとって、倒されたというより、倒れてしまったという感覚になってほしい。

突き天秤投げ

・これも、動き出しは横面打ち四方投げの時と同じように、相手と同時に動くことを意識する。

・相手が突きを打ってくる呼吸を貰うように、前足を後ろへ引く。

・相手が打ってきて、相手の手を取った後、急な方向転換はしない。相手が打ってきた方向に少し流すようにしながら、丸く方向転換する。一つ一つの動きを切らさず流れを意識する。

・相手の腕が真っ直ぐに伸びているので、空いているスペースに自分が真っ直ぐ進んで入っていくような感じ。肘を逆パカして無理やり相手を吊りあげようとはしない。

座法呼吸法

・手をしっかり張る。張りすぎず、指先を伸ばす感じ

・少し小指でお腹にもらう。大きくもらいすぎると、相手に肘を押し込まれてしまうので、相手に気付かれない程度、小さくもらう。

・もらった力がお腹から指先に出ていくような感じ。それが相手の肩を通って首までいく。

・その時に、手刀をしっかり立てる。手のひらが相手に向かないように気をつける。手刀は、お腹伸びているような感覚。腕や肩で相手の方に押さない。

 

主将になり、前で説明するようになって、前よりも一つ一つの技にしっかりと向き合うようになりました。いざ説明するとなると、ピッタリな言葉が見つからなかったり、後輩に質問された時、上手く答えられなかったりしました。吹田の道場で感じたことを何とか頑張って理解し、言葉にして後輩に説明できるように、頑張っていきます。

 

 

第三部も昇級昇段練習を行いました。OBさんがたくさんいらっしゃったので、何か新しい発見があったのではないでしょうか。これからも頑張っていきましょう!